Internのカテゴリーで、アメリカインターンシップに来ている国籍の上位は、常に、この5国なんです!
・ドイツ
・フランス
・フィリピン
・カナダ
・韓国
このデータを見て、ちょっとコメントすると・・・
フィリピンからの渡航者が多いのは、フィリピンで働くより、インターンであっても、アメリカで働いた方が、
稼げてしまうからのようです。
フィリピンは、まだまだ物価も給与も安い国ではありますので、J1ビザは、実際には就労ビザではないのですが、
インターンの給与でも、母国で働くより、良い給与がもらえるそうです。
フィリピンの方は、比較的、アメリカでも田舎で生活費が安い地域に行くことが多いので、
結構、貯金も貯まるようです。
そして、フィリピン人の方は、英語力も高いということもあって、米系企業からのニーズ
(特にホスピタリティ分野)も高いようなので、フィリピンの渡航者が多いという背景があります。
それから、
お隣、韓国の渡航者が多いのは、背景として、韓国は国を上げてクローバル化を推進していますので、
韓国の大学には、大学のカリキュラムとして1年間のアメリカインターンシップが組み込まれています。
しかも、インターンシップにかかる費用は、すべて政府が支援していますので、学生が費用を負担する必要がありません、
すごい!
このように国を上げて、教育に力を入れ、世界に通用するようなグローバル人材育成の制度を整えているため、
Internカテゴリーを利用した韓国からの渡航者が多い理由でもあります。
そして、アメリカにある韓国企業や在住韓国人の方は、こうした韓国人学生のインターン受け入れにも、
とても寛大、協力的で、国を上げて若手人材を育成することの必要性を感じており、
韓国学生のインターン受け入れに貢献したいという愛国心も強いようです。
それ以外の国でも、大学のカリキュラムに海外でのインターンシップが組み込まれていたり、
休学制度が充実しているという環境が整っている点で、カナダやフランス、ドイツの渡航者も
Internのカテゴリーでは多くなっています。
その点でいうと、日本の大学や教育制度は、かなりグローバル化に遅れをとっているのが現状で、
インターンとしての日本人渡航者は、とても少なく、年間200人前後で、悲しいことに、
年々、減ってしまっていますね。
おどろいたのは、なんと言っても、昨年のコロナパンデミックで外国人の入国やビザ発給が
制限されている状況の中、韓国のインターン渡航者が1000人もいたことです!
確かに過去と比較すると、渡航者は半減しているのですが、それでも、渡航者数1位とは、
韓国の勢いはすごいですね。
アメリカは、KpopのBTSが大人気だったり、韓国映画がアカデミー賞を取ったりと、
アメリカに住んでいると韓国の国力のすごさを日々、感じています。