LAと日本を行き来する生活をしている中で、日本に帰国するたびに、日本本社に対する違和感や日本社会へのAway感を感じるようになり、気持ちに変化が出てきていました。
ちょうどLA在住3年が経過したころから、この変化を強く感じるようになり、LAに帰国すると我が家に帰ってきたような安心感と、ホッとするような気持ちにもなっていました。
日本に一時帰国すると、毎回、本社でいろんなミーティングに時間を使われ、なんの結論もなく、方向性も見えないミーティングに意味があるのか?と疑問を感じたり、本社や日本企業が決定までに時間がかかること、稟議書など無駄に?プロセスや確認事項が多いことなど、仕事上での違和感も感じていました。
アメリカは、仕事のやり方として効率化を重視するので、ミーティングやビジネスの決定も効率的にスピードが大切でもあります。
また、電車の中の日本人を見ていると、みんな無言で携帯ばかり見ていて、疲れていて、到底、楽しそうには見えない光景もとても気になりました。
そんなことから、日本との感覚、考え方のズレやAway感を感じるようになったのだと思いますが、これは、日本とLAと定期的に行き来していたから、より実感できたのだと思います。
そして、日本と同じスケジュールで仕事をしているのに、LAの方が、時間的にも気持ち的にも余裕があり、仕事の後や週末に自分の時間ができる生活が送れていました。
なんで日本にいると毎日忙しくて、時間がないんだろう?と考えたときに、日本ではせかせかと生活していて、毎日の通勤にもかなりの時間を使っていて、ストレスにもなっていたんだなということにも、改めて、気付かされました。
その後、就労ビザが満了する在住6年目のタイミングで、会社のスポンサーで永住権を申請することを決めました。
永住権を申請することは、私にとってはアメリカに移住することを決心することでもあり、彼との遠距離恋愛も解消する決断でもありました。
LAにいると、年齢を聞かれる機会がほとんどなく、自分の年齢を意識することが無くなってきていたのですが、日本にいると年齢を聞かれる、書くことが本当に多くて、年齢で判断されることが多いなと感じていましたが、そのころには婚期を逃す!という感覚も無くなっていました。
それから、日本のように、こうでなければいけないというルールもなく、他人から何かを言われることもなく、周りの目を気にせず、生活できる自由さや開放感がLAにはありました。