アメリカJ1ビザ求人案件の傾向を解説

 

アメリカJ1ビザを利用して働く経験、インターンシップをしたいと思った時に、どのような求人案件があるのか、
求人情報を確認されると思います。

日本人の方の場合、日系企業でのJ1ビザ求人案件が多くなりますが、お問い合わせいただいたお客様にも
よくお話しさせていただくトピックですが、今日は、日本人向けのJ1ビザインターンシップ求人案件の
傾向について解説していきます。

 

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日本人向けJ1ビザ求人案件の5つの傾向とポイント

①日系企業が多く点在するエリア

日本でもそうですが、一般的に企業が多いエリアというのは、大都市や地方都市の開発されたエリアになります。

日本でいうと東京や関東近県、大阪が一番、企業数が多いエリアになりますが、アメリカの場合、ニューヨーク、ロサンゼルス・サンフランシスコエリアが、企業数が多いエリアになります。

そのため、日系企業も、大都市であるニューヨーク、ロサンゼルスエリアの方が多くなるので、そのエリアでの日本人向けJ1ビザの求人案件が多くなってきます。

インターンであっても、受け入れ企業としては最低賃金以上の報酬を支給しますので、企業にもインターン生を採用するメリットやニーズがなければ、人材募集を検討してくれません。

日本人インターンを受け入れるメリットがある企業の方が、より人材募集をしてくれやすい環境にあります。

地方都市になればなるほど、企業数も少なくなりますし、日本人に対するニーズも少なくなってきますので、地方都市での受け入れ企業を探すのはハードルが高くなってきます。

 

②地方都市のJ1ビザ求人案件のメリット

1で述べたように地方都市での受け入れ企業を探すのは、ハードルが高い反面、メリットもあります。

日本人の方の傾向として、やはり大都市の方が知名度、認知度もあるので、現地生活のイメージがしやすく、
安心という方も多いのではないでしょうか。

そのため、地方都市が勤務地の求人案件の場合、希望者が少ない傾向にあるので、書類選考の競争率も低くなり、
また日本人在住者も少ないエリアになってきますので、生活する上では英語環境も高くなります。

そういう意味では、英語力の向上というのは、地方都市の求人案件の大きなメリットになります。

 

③専門性が高いポジション(専門職)は難しい

専門性が高い専門職のようなポジションの場合、J1ビザの特性上、企業側の求めるニーズとマッチするのが
なかなか難しい要因があります。

主な要因として、

・滞在期間が、最長18ヶ月までと限られている

・ライセンスが必要な職種のため、ライセンス取得までに時間がかかる、取得がむずかしい

・インターンシップ・トレーニングカテゴリーのJ1ビザでは、規定により禁止されている行為が含まれる
(美容系の施術行為、医療行為、患者に接する行為、教育機関での指導行為、子供と密に接する行為)

などがあります。

そのため、ライセンスや専門技術が必要な専門職のようなポジションの場合、J1ビザの目的や規定では
難しいため、J1ビザの求人案件では該当がない場合が多くなります。

 

④希望者が多い、人気がある業種や職種

前途2であげたように、専門性が高いポジションはJ1ビザでは難しいという傾向もありますので、
J1ビザで申請しやすい分野や職種でのポジションの方が、比較的募集が多くなっています。

特に、J1ビザ候補者の中で経験者が多い業種や職種の方が、興味を持たれる方や、応募される候補者も多く
なりますので、例えば、営業や事務系、カスタマーサービス分野の求人案件が多くなる傾向にあります。

 

⑤日本の転職活動の求人環境とは異なる

日本で転職活動をする際に、求人情報などを検索すると思いますが、さまざまな業種、職種で多くの求人が

掲載されていますよね。
いろいろな求人案件がありますから、案件の比較検討ができる環境だと思います。

J1ビザ求人の場合、日本の転職活動と同じような環境や状況で、求人募集が上がってくるというわけには
いきません。

というのも、アメリカのビザには、申請条件というのがありますので、ビザの申請者だけでなく、
現地の受け入れ企業にも条件があります。

まず、その企業条件を受け入れ企業も満たしていることが大前提になりますので、この時点で、
振るいにかけられてしまう企業があります。

通常の転職活動のように、どんな企業でもJ1ビザの受け入れ企業として、J1ビザの人材を採用できると
いうわけではないということです。

そのため、必然的にJ1ビザ人材を募集できる企業が絞られてきてしまうという背景があります。

 

アメリカインターンシップ・アメリカJ1ビザ専門サイト

 

以上、日本人向けのアメリカJ1ビザ求人案件について、大きく4つの傾向とポイントに分けて、
解説してみました。

J1ビザ求人案件の傾向や求人状況を理解することによって、求人案件を選定する上で参考になりますので、
J1ビザでのインターンシップ先企業選びの参考にしていただきたいと思います。

最近は、日本もワクチン接種が普及してきたこともあり、コロナ禍で止められていた海外への旅行や渡航を
検討する方が増えてきています。J1ビザでの渡航を検討されている方からのお問い合わせも増えて、
J1ビザインターンシップの候補者も増えてきています。

そのため、求人案件に対する希望者の数も増えてきていますので、競争率も高くなり、すぐに人材が決定し、
案件がクローズしてしまうというような傾向も出てきています。

またアメリカも11月からワクチン接種済みの外国人の入国を完全解禁していますので、海外からの観光客も
増え、観光業も回復してくることが予測できるなど、アメリカの経済も徐々に回復の見通しが見えてきています。

アメリカへJ1ビザでの渡航を検討されるのであれば、早めに動いた方が良いかもしれませんね。

アメリカのJ1ビザやインターンシップに関するご相談は、お気軽に弊社までお問い合わせくださいね。

 

 

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