お客様とのコンサルテーションやお問い合わせをいただく中で、今すぐ行きたい!という方だけでなく、
これから2、3年後にJ1ビザを利用してアメリカでインターンシップをしたいと計画している方もたくさんいらっしゃいます。
そのような方から、今後、アメリカでのJ1ビザインターンシップに参加するために、今からやっておいた方が
よいことはありますか?と、たびたび聞かれることがあります。
本日は、今後、J1ビザを利用してアメリカでインターンシップ、働く経験をしたいと思っている方のために、
今から準備しておいた方がよいこと3選について、お話ししていきたいと思います。
【アメリカインターンシップのためにやっておくこと3選】
①英語での会話力の向上させること
アメリカでインターンシップ、働く経験するのであれば、最低限の英語力が必要になるだろうというのは、
誰でもイメージができていると思います。
J1ビザでインターンシップをするにあたって必要な英語力ですが、いわゆる日本人の方が意識しがちな
TOEICスコアを取得するとか、4技能(読む、書く、話す、文法)の基礎英語力を上げるために勉強するというのは、
あんまり必要ありません。
何が一番必要かというと、英会話力です。
もちろんインターンシップする企業によって求められる英語能力は異なりますが、アメリカにある会社で働く経験を
するので、英語での読み書きも最低限必要になります。
では、なぜ、英会話力が必要かというと····
J1ビザ申請手続きをする際に、必要になるからです。
J1ビザでインターンシップをするためには、アメリカのJ1ビザを取得できなければ、アメリカに行くことはできません。
そのJ1ビザを取得するためには、英会話力が必要になってきますので、とにかく英語を話す練習をして、会話力を
上げておくことがとても重要です。
J1ビザ申請手続きをする際に、J1ビザのスポンサー団体(NPO団体)を利用して、申請手続きを行います。
そして、スポンサー団体からインターンシップのプログラム許可をもらった上で、日本の米国大使館·領事館でJ1ビザ面接を
受けることができます。
スポンサー団体への申請プロセスの中には、参加者の英語力をチェックするための英語インタビューがありますが、
J1ビザでのインターンシップに参加するにあたり、最低限、英語でコミュニケーションが取れるレベルの英語力が
あるかどうかを確認しています。
英語でインタビューを受けるということは、英語での質問が理解できて、回答ができる英会話レベルが必要になると
いうことになります。
英語インタビューが対応できるレベルの英会話力を身につけるためには、とにかく英語を話す機会を作って、
英語を話す練習が一番効果的ですので、オンラインでもいいので英会話レッスンを毎日でも、週に数回でも受けて
いただくことをおすすめしています。
②一つの分野に特化した職務経験を積むこと
このポイントは、社会人の方が対象になりますが、J1ビザでインターンシップをする場合、今までの職務経験、
スキルや知識が、現地企業の書類選考やビザ申請審査に一番、考慮されるポイントになります。
一つの分野に特化して、経験を積んでいった方がより経験や知識、スキルの専門レベルは高くなっていきますので、
できるだけ1社、もしくは同じ職種で数年以上(目安としては2、3年以上)、職歴を積んでいただいた方が、現地企業にはご興味を持っていただける可能性は高くなります。
いろいろな職種を経験されていると、ビザ申請手続きをする際にも、職歴との関連性分野を作るのがむずかしく
なってしまいます。
まずは、一つの分野に特化して、職務経験を積んでいただいた上で、J1ビザでのインターンシップへの参加をご検討
いただくと良いと思いますので、参考にしていただきたいと思います。
新卒の方は、職歴がなく、社会経験がないので、有給インターンシップの受け入れをしていただける企業が
少なく、企業が限られてしまっているのが現状です。
そのため、新卒の方は、企業インターンシップやアルバイトの経験をしていただくことが、現地企業への
アピールポイントとしてとても重要です。
アルバイトも、できるだけインターンシップで活用できるオフィスでのバイトやSNSやデジタルメディアの
マーケティングなどのバイトをしていただくと、インターンシップでも役立てることができますので、大きな
アピールのプラスになります。
③資金を貯めること
J1ビザでインターンシップをする場合、ビザ申請手続きなどに費用がかかりますし、アメリカ渡航後の生活セットアップの
ための初期費用もかかりますので、ある程度の準備資金は必要になります。
インターンシップ中は、毎月、アメリカの最低賃金以上の給与をいただきますので、毎月の給与で基本的に現地での生活は
賄えるかもしれません。
ですが、アメリカへのフライト代金や渡航後の生活セットアップをするための費用として、車の手配や滞在先の前家賃や
デポジットなど、初期費用がかかってきますので、そのため準備資金は必要になります。
私がお客様にご案内するときには、弊社にお支払いいただくビザ申請手続き費用を含めて、最低150万円以上の貯金は
準備していただくようにおすすめしています。
もちろん、150万円以上の貯金があればあるほど、安心してアメリカに渡航できますので、準備期間のうちにできるだけの
貯金をしておいていただいた方が良いですね。
本日のブログでは、今後、アメリカのJ1ビザを利用してインターンシップに参加するためにやっておきたいこと3選について、
お話しさせていただきました。
1、コミュニケーションが取れるレベルの英会話力を身につけること
2、一つの分野に特化した職務経験を積むこと
3、アメリカへの渡航準備資金を貯めること
これ以外にもやっておいた方が良いことは、いろいろとあるかもしれませんが、この3つが特にインターンシップに
参加するまでにやっておいた方が良いことです。
すでにこの3つの準備が揃っている!という方は、ご自身のタイミングもみながら、アメリカでのJ1ビザインターンシップを、
前向きにご検討してみてくださいね!