アメリカインターンシップ渡航前のTo Doリスト

アメリカで1年から1年半の滞在をする上で、渡航する前に日本でやっておきたいことや手続きって
なにがあると思いますか？

このブログでは、アメリカへの渡航前にやっておきたい日本のお役所系の手続きについて、そして、
渡航前に日本で”ぜったいに”やっておいた方が良いことについて、ご案内していきたいと思います。

海外に居住することになった場合、国民年金は強制加入ではなくなりますが、日本国籍があれば、
海外に住んでいても任意で国民年金に加入できます。

任意加入しない場合は、海外在住期間は合算対象期間として、老齢基礎年金を受給するための死角期間には
数えられますが、受給額には反映されません。

（任意加入手続きの案内サイト）
http://www.nenkin.go.jp/service/kokunen/kanyu/20140627-02.html

働いていた日本の会社を退職した場合、厚生年金が喪失されますので、健康保険がなくなります。

アメリカ滞在中も、日本に一時帰国して、日本の保険診療を受けたい場合には、日本国内に住民票を
おいたままにして、国民健康保険に加入することができます。

その場合、アメリカ滞在中も国民健康保険料を支払い続ける必要があります。

保険料は、各市区町村により異なりますので、ご自身の住民票がおかれている市区町村にご確認ください。

長期の海外勤務や転勤の場合、出発前に住民票の海外転出届を役所に提出しておきます。

手続きは、出発の２週間前から可能で、代理人でも可能です。

海外転出届けは強制ではなく、法的な拘束もないので、基本的には本人の判断に委ねられますが、
日本の役所などでは、「一年以上国外に滞在する場合、海外転出届を出すように」と勧めています。

ただし、アメリカ滞在中も国民健康保険に加入する場合には、住民票は日本に置いておく必要があるので、
海外転出届は提出はしないように注意してください。

アメリカへ渡航後、すぐに運転ができるように国際免許を取得しておきます。

通常、アメリカでビザを取得し、長期滞在する場合、渡航される州の運転免許を取得する必要がありますので、
州の運転免許が取得できるまでは国際免許証を利用して運転していただくことになります。

ですが、州の規定により、その州に移転後、州の運転免許への切り替え期日が設定されている場合がありますので、
（例えばCA州は、移転後10日間）、国際免許の有効期限内であっても、州の規定が適用されますので、
渡米後、早めに取得していただくようご注意ください。

国際免許証の有効期限は、発給から1年間有効です。
即日交付希望の方は、国外運転免許センターまたは運転免許センターで申請をされてください。
各都道府県警察署で申請した場合、国際免許証申請から交付までに約2週間かかる場合があります。

アメリカの医療費は高額のため、J1ビザ付帯の健康保険を利用したとしても、自己負担額が発生する場合も
ありますので、渡米前に健康診断や予防接種を受けられることをお勧めいたします。

渡航前にご自身の体に問題がないか、事前チェックは大切ですので、健康な状態で渡航できるように、
準備をされてください。

基本的にJ1ビザ付帯の健康保険は、歯科検診・歯の治療はカバーされないため、アメリカの歯科治療費も
かなり高額ですので、渡米前に歯科治療やクリーニングは行っていただくことを強くお勧めします！

別途、自費でアメリカの歯科保険に加入することはできますが、補償額の年間上限がありますので、
治療内容によっては、補償額で賄えない場合も出てきます。

J1ビザの方がアメリカで歯医者に行く場合には、通常、保険なしのキャッシュ払い（クレジットカード払いもOK）の
対応になりますので、キャッシュで支払いをしてくれる方には病院でキャッシュディスカウントとして、
少し割引をしてくれます。

とはいえ、日本で3割負担の保険診療を受けられていた日本人の方には、アメリカの歯科治療費用は比べものに
ならないぐらい高額になりますので、歯科治療には十分気をつけてください。

本日は、アメリカにJ1ビザで渡航前にやっておきたい手続きについて、ご案内いたしました。

特にお役所向けの手続きは、ご自身に必要なことをチェックして、忘れずにやっていただくことを
お勧めいたします。

そして、なんといっても医療系のチェックは、アメリカ渡航前に絶対にやっておいた方が良いことです。
アメリカで病院に行くことになると、保険があったとしても結構な費用がかかってしまうこともありますので、
何よりも健康な状態でアメリカに渡航していただくことが一番ですね。