H-1Bビザ:
年齢が若い新卒や20代前半の方でも申請できる唯一の就労ビザであるアメリカH-1Bビザですが、トランプ政権になり、H-1Bビザの見直しや規定の修正案が出されるなどかなりのテコ入れが入っているため、審査が以前よりもかなり厳しくなっており、取得することが難しい状況が続いています。H-1Bビザを申請したとしても、移民局から許可される確率がかなり低いため、H-1Bビザサポートはしない企業が多くなっているのが現状です。
また、J1ビザは就労目的ではないので、H-1Bビザを取得するためにJ1ビザを利用することを制限するために、J1ビザ期間中のH-1Bビザ申請は、ビザスポンサー団体が非常に厳しく取り締まっています。
H-1Bビザは、申請受付が毎年4月と決まっているため、J1ビザ期間中にH-1Bビザを申請することは、現実的に申請が厳しいのが現状です。
そのため、J1ビザ終了後のオプションとして、H-1bビザは非現実的ではあるでしょう。
L-1A/Bビザ:
企業内転勤向けの駐在員ビザであるため、J1ビザで企業外部から採用された人材の場合、日本の関連会社での勤務経験が1年以上必要になるL-1A/Bビザは、申請条件を満たすことができません。
ただし、米国内企業での研修のためにJ1ビザを取得された日本の関連会社社員の方は、日本の会社での勤務経験が1年以上ある方もいますので、L-1A/Bビザの申請条件を満たすことができる可能性があります。