アメリカJ1ビザ期間中の企業変更、その条件とは?
現在、LA地区はコロナの第二波的な状況で、感染者数が急増しているため、またロックダウンに近い状態に戻ってしまっています。
そんな状況もあり、ビジネス回復の見通しが見えない企業もありますので、現在、J-1ビザでインターン中の企業ではインターン継続が難しく、企業変更をしなければいけない方も出てきています。
今日は、J-1ビザ期間中の企業変更についてのお話しです。
現在、インターン受け入れ企業の紹介など企業変更サポートをさせていただいている方が数名いらっしゃいます。コロナ禍でも受け入れしていただける企業にも限りがある中で、企業を探すことは簡単なことではありませんが、私も出来るだけのお手伝いをさせていただいています。
J-1ビザでのインターン期間中に企業変更はできるのか?
よくお客様からも質問を受けますが、回答としては Yes です。
ただし、条件があります。
アメリカJ-1ビザインターン期間中の企業変更の条件
- スポンサー団体から必ず許可が必要
- 著しくインターン環境や状況が悪化した場合(オフィスクローズ、経営不振、倒産など)
- どうしても解決できないような問題が生じた場合
- スポンサー団体による変更先企業の審査で許可を得ること
J-1ビザのビザスポンサーは、スポンサー団体(NPO団体)ですので、当然、スポンサー団体からの許可が絶対に必要です!勝手に変更することはできません。
ちなみに、企業変更のことを、“企業トランスファー”という言い方もしています。
自分のわがままや自分勝手な理由では企業変更を許可してもらえませんので、どうしても変更しなければいけない理由が必要です。
そして、企業変更にはスポンサー団体への変更手数料がかかります、タダではありません。
今回のコロナの影響は、著しくインターン環境が悪化していますので、やはりスポンサー団体も状況を考慮し、比較的、寛大に企業変更を許可してくれています。
企業変更するためのポイント
“J-1ビザ期間ができるだけ長く残っていること”
当然ですが、ビザの期間が長く残っている方が企業は見つけやすくなります。
目安としては、1年ぐらい残っていると企業も見つけやすい。
企業としては、ビザ期間が長ければ長いほど、その分やってもらえる業務は多くなり、企業としてもインターン生を受け入れるメリットがあります。
企業変更を検討しなければいけない状況の場合には、出来るだけ早くエージェントさんやスポンサー団体に相談し、早めの決断をしましょう。
そんなわけで、コロナ禍でもインターン生の受け入れをしていただける企業を頑張って探しております。
インターン先が見つからないと、日本に帰国しなければいけなくなってしまいますから、インターン生も必死です。
時間と労力をかけて取得したアメリカのJ-1ビザですから、J-1ビザの期間をフルに活用したいですよね。
私ができることは限られてしまっていますが、特にコロナ禍で大変な状況ですから、できるだけのサポートをしたいと思っています。
早くサポートしている受け入れしていただける企業が決まりますように・・・