2021年度アメリカのH-1bビザ申請の登録が、3月1日から開始になります!

H-1bビザは、おそらくアメリカの就労ビザとして、一番、認知度が高い就労ビザだと思いますが、専門技能職向けの就労ビザになります。
毎年、様々な変更が施されているH-1bビザですが、今年から大幅にH-1bビザの申請方法が変更になります!

今までは、4月1日からH-1bビザ申請の受付が開始されていまして、一定の申請数に達した時点で受付が締め切られ(大体、受付開始後、数日以内にクローズ)、その後、ランダムに抽選が行われ、抽選で選ばれた申請者のみ書類審査に進めるというプロセスになっていました。

今年から、3月1日から20日の間に、$10を支払ってオンライン登録(Registration)を行った上で、登録した申請者の中で抽選が行われ、抽選で選ばれた申請者が書類選考に進めるというプロセスに変更されました。
そして、3月20日の登録受付終了後、3月31日までに抽選結果が通知されることになります。

アメリカ移民局(USCIS)の公式サイトに、登録方法の案内とステップバイステップの動画がアップされましたので、ご参考に:

H-1B Electronic Registration Process

この変更により、今までのように4月1日以降の申請受付時点で移民弁護士に必要書類を全て作成準備してもらい、申請を行う必要がなく、最初にオンライン登録を済ませればH-1bビザ申請ができるので、比較的簡単にH-1bビザ申請が出来てしまいます。ということは、オンライン登録者(申請者)が、今まで以上に多くなると思いますし、その分、抽選の倍率が高くなるということになります。

オンライン登録の時点では、移民弁護士に書類作成のための弁護士費用を支払って書類を準備する必要はないので、申請者側としては弁護士費用がかからないため、とりあえず登録しておこうという方々や雇用主は当然、増えるのではないかと思います。
移民弁護士さんとしては、H-1bビザ申請ケースでの売り上げが少なくなってしまうことにもなりますので、移民弁護士さんは少々痛手かもしれないですね、、、、
ただ、申請者側も抽選で選ばれた場合、90日以内に申請書類を移民局に提出する必要があるので、事前に移民弁護士さんへ抽選通過後の書類作成準備をしていただく必要はあるかもしれません。
いずれにしても移民弁護士さんにとっては、H-1bビザの申請方法変更により、抽選通過後の申請者の書類作成時間が非常にタイトになりますので、大変そうですね。

H-1bビザの申請者が多くなり、より抽選で当たる確率が低くなってくると、アメリカの多くの企業では、H-1bビザはあてにならないということでH-1bのビザスポンサーを懸念していく傾向になってくると思います。
昨年も、H-1bビザの移民局での許可率はかなり下がっていて、より審査が厳しく、許可がおりにくくなっているビザでもあるので、企業側もH-1bビザ以外の採用オプションを検討しています。

そんなアメリカの就労ビザ状況もあり、J-1ビザのニーズも高まりつつあるのが最近の傾向でもありますが、ニーズが高まるということは、移民局やアメリカ大使館でビザの不正使用を疑われる可能性も高くなってきますので、より審査が厳しくなるという傾向になってくるでしょう。

今のところ、J-1ビザは取得出来ています!ので、アメリカで働く経験がしたい、キャリアアップに役立てたいという方は、J-1ビザでのインターンシップを検討されてみてくださいね。

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