2回目のJ1ビザ・アメリカインターンシップ

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毎年2月から5月の時期は、年間でもJ-1ビザ申請者、渡航者が多い時期でもあり、私もビザ申請手続き対応に追われてしまっておりますが、5月に入り、少し落ち着いてきた感じがします。

今日は、研修、インターンシップのアメリカJ-1ビザは、前回のインターン終了日以降、アメリカ国外に2年以上、滞在していれば、再度J-1ビザを申請して2回目のインターンシップを行うことができるというトピック。

これは、いわゆる一般的なアメリカJ-1ビザの2年ルール(Two Year Rule)とは異なる規定になりますので、混同されがちですが、2年ルールに関しては、こちらのブログ記事をご参考に。

“アメリカJ-1ビザの2年ルール(Two Year Rule)”

 

2回目のJ1ビザ・アメリカインターンシップについて

 

それまでは一生に一度しか取得できなかったアメリカのJ-1ビザですが、2007年に法改正が行われたことにより、2年間のアメリカ国外での待機期間をあければ、再度、J-1ビザで2回目のインターンシップをすることができます。

ただし、2回目のインターンシップの場合、前回と同じ研修内容でインターンシップをすることは認められず、前回よりもより高度な研修内容であること、もしくは異なる研修分野でのインターンシップである必要があります。
この点が、2回目のJ-1ビザインターンシップを検討する際の一番のポイントです。

また、例えば、現役大学生や新卒の方は、短大・大学の専攻との関連性がある分野でのみJ-1ビザでのインターンシップが許可されていますが、大学の専攻が国際コミュニケーションのため、メディア関連会社でJ-1ビザのインターンシップを行い、日本帰国後、IT企業にエンジニアとして就職をした場合、2年後以降に今度は、エンジニアの職歴を利用して、エンジニアのインターンシップを行うことが出来ます。今後のキャリアのためにアメリカで学びたい、スキルを習得したいという外国人のために、インターンシップが出来るチャンスが広がることになりますので、それはオープンマインドなアメリカの良いところだと思います。

2回目のJ-1ビザ申請の場合、何か不利になることはないのか?、ビザ面接での却下リスクはないのか?という懸念点を聞かれることがありますが、現状では、2回目の申請であっても、前回のJ-1ビザ終了後の職歴との関連性を考慮し、前回よりもより高度な研修内容もしくは異なる研修分野での研修であり、J-1ビザの規定に基づいて手続きを行えば、J-1ビザを取得することは出来ます。

その方のケースにより状況は異なりますので、2回目のJ-1ビザインターンシップをご検討されている方は、弊社までお気軽にご相談くださいね。

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