【来年J1ビザ渡航検討者はチェック】 ロサンゼルスの近況

アメリカインターンシップ・アメリカJ1ビザ専門サイト

ロサンゼルス在住、アメリカJ1ビザコンサルタントの安斎です。

今日は、ロサンゼルスの近況をお伝えしていきたいと思います。
来年度、アメリカにJ-1ビザで渡航検討中の方は、定期的にアメリカのコロナ状況をチェックして、様子を確認していただいた方が良いと思いますので、ご参考にされてください。

カリフォルニア州の感染状況

6月から多くの店舗やビジネスの再開が許可されたカリフォルニア州でしたが、7月4日の独立記念日を過ぎた7月中旬から感染者が再度、拡大してきたため、カリフォルニア州知事により、一度、再開した多くの店舗やビジネスのクローズが命ぜられました。現在も、その命令(オーダー)は継続中で、再開の予定は未定の状態です。

以下のサイトでは、全米の感染者数、死者数データが毎日更新されています。

アメリカ感染者数統計サイト”

少なくとも全米の感染者数、死者数が減少もしくは横ばいの状態に回復しない限りは、現在発令されている就労ビザやJ-1ビザ保持者のアメリカへの入国禁止令は解除されないと私は予測しています。

年内までに全米の感染者数、死者数が減少することを願っていますが、来年度、J-1ビザでの渡航を予定、検討している方は、このサイトでアメリカの感染者数の推移をチェックされると良いと思います。

次のグラフで、現在までのカリフォルニア州と3月、4月と一番感染者数が多く、ひどい状態だったニューヨーク州の感染状況の推移を比較してみました。

カリフォルニア州感染推移グラフ

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毎日の感染者数
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毎日の死者数

ニューヨーク州感染推移グラフ

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毎日の感染者数
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毎日の死者数

3月中旬以降の毎日の感染者数と死者数の推移グラフですが、グラフを見てわかるとおり、カリフォルニア州は3月中旬以降ずっと上り調子で、感染者数、死者数が増え続けている状態です。
逆に、ニューヨーク州は、3月中旬から4月末にかけて感染者数、死者数が急増しましたが、5月以降は感染者数、死者数はかなり減少し、現在は感染者も死者数も抑えられている状態です。
ニューヨーク州のコロナ対策、そしてニューヨーク州の方々の感染対策に対する取り組み、意識の高さが本当にすばらしいと思います。

オープン(条件付きオープンもあり)しているビジネス

医療機関、食品関連、銀行、ガソリンスタンドなどエッセンシャルビジネスに含まれるビジネス、路面店舗、店外にあるショッピングモール、花屋、テイクアウト・デリバリーの飲食店、カウンティの規定により一部のホテル。

バーは再び閉鎖となり、レストランの店内飲食が禁止となってしまいましたが、パティオでの飲食(店外飲食)は可能です。ただし、バーも店外飲食でフードメニューと一緒に提供すれば、アルコールを提供することが可能です。
多くのレストランでは、店外にパティオを作り営業しており、パティオエリア外の歩道や駐車場にもテーブルを並べて、パティオを拡大しているレストランもたくさんあります。
また、室外で営業するのであれば許可されており、ヘアサロンやネイルサロンも室外でヘアカットやネイルサービスを提供している光景をよく見かけますが、最近は、ワゴン車を使って移動ヘアサロンも出現してきたようです。
ジムやフィットネススタジオでは、室外にマシーンや器具を設置して、営業しているジムやスタジオも出てきています。
どのビジネスも工夫してコロナ禍でも営業できる方法を考えているのをみると、アメリカ人は前向きにアイデアを考えながら生き抜いていて、とても頼もしく感じたります。

クローズしているビジネス

基本的に室内での営業は禁止されているため、室内のショッピングモール、ヘアサロン、マッサージサロン、バー、レストランの店内飲食などが禁止となってしまいましたが、パティオでの飲食(店外飲食)は可能です。室外であれば営業が可能なので、どのビジネスも室外でサービスを提供できるように工夫を凝らして営業しています。

その他、テーマパークやフェスティバル、公共のイベントやコンサート、サウナなどもクローズになっています

企業のオフィス出勤、稼働状況

エッセンシャルビジネス以外のビジネスでも、マスク着用、ソーシャルディスタンスを守って行動することを徹底すれば、オフィスに出勤することは許可されています。

しかし、現在もリモートワークで対応している企業が多く、必要に応じて週1、2回オフィスに出勤するという形態を取っている企業が多いようです。

実際、弊社オフィスがあるビジネスコンプレックスの駐車場は、通常であれば、ほぼ全てのスペースが埋まっている状態ですが、現在は20%ぐらいしかスペースが埋まっていらず、駐車場はガラガラの状態です。オフィスをオープンしている企業が少ないということですね。

そして、弊社オフィスビル内はかなり空室が出ていて、多くのテナントが退去してしまっています。リモートワークで仕事できてしまうとオフィス賃料はばかになりませんので、経費削減のためにもオフィスを解約する企業が多いのが現状です。

ロサンゼルス地区マスク着用違反の罰金令

各市により、外出時のマスク着用に対する罰金制度が定められています。

代表的な市の罰金令:
マンハッタンビーチ市:初回$100、2回目$200、3回目以上$350

サンタモニカ市:初回$100、2回目$250、3回目$500    

ビバリーヒルズ市:$100、2回目$200、3回目$500

ウエストハリウッド市:$300

グレンデール市:$400

最近の政府による経済政策

8月8日にトランプ大統領は、以下4点のコロナ特別政策に対する大統領布告令に署名をしました。

1、年内まで失業保険受給者に対するパンデミックボーナス追加支給
(通常の失業保険金額に上乗せして、パンデミックボーナスが追加支給される)

2、給与税や税金の支払い遅延許可

3、賃料や住宅ローン返済に対する支援

4、学生ローンの返済遅延許可と全ての利息免除


カリフォルニア州の場合、3月から7月末まで失業保険受給者は、週$600のパンデミックボーナスが支給されていました。

このボーナスにより月$2400が、失業保険以外にプラスで支給されていたので、今までのお給料以上の金額を失業保険で受給できてしまって、失業保険を受給している方がまじめに働くよりもお金がもらえてしまっていました。

そのため、多くのアメリカ人が復職、転職活動をしなくなっている状態がカリフォルニア州では問題にもなっていました。
今回、年内までパンデミックボーナスの追加支給が発表されましたが、ボーナス額が週$200減少するため、きちんと働いた方がよりお金を得られる方々が多くなるので、復職、転職活動をし始めるのではないかと思います。

それ以外の税金や賃料や各種ローンの支払い遅延を許可する対策をみると、コロナ禍により多くのアメリカ人が経済的に苦しい状態にあることがわかります。
このような苦しい状態を乗り越えるためにも、政府支援があることはアメリカ在住民としては本当にありがたいですね。

bear, mask, corona

カリフォルニア州は、人口が一番多い州ということもあり、ニューヨーク州を追い越して、感染者数が全米一になってしまいました。

現在も、毎日感染者数が増えている状況ですが、最近はこのWithコロナの中でどのように生き抜いていくかということを考えて、アメリカ人も行動しています。

今までは、どのように対応すれば良いのかわからない状況でしたので、外出せずに自宅待機で過ごしていましたが、最近は、様々な情報を得ることが出来て、それぞれが考える余裕が出てきたことで、行動を起こす人が増えてきていることは、とてもたくましく良いことだと思います。

同じ場所にずっととどまっていても何も進まないし、何も変わらないですから、少しずつでも前に進んでいくことで、出来るだけ早く経済が回復していくことを願っています。

そして、そんなアメリカで来年度、J1ビザでインターンシップを検討したいという方は、現在もお問い合わせ、ご相談は受け付けておりますので、お気軽にご連絡くださいね!

 

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