ここ最近、立て続きにお問い合わせが続いているので、今日はそのトピックにてついて触れたいと思います。
そのトピックは、「新卒の方のJ-1ビザ申請条件と大学の専攻との関連性」についてです。
時期的なものなのでしょうか?、来年、大学卒業後にアメリカでJ-1ビザインターンシップをしたいという方のご相談が、最近続いております。
日本は4月から新学期に入り、大学4年生は就活の真っ只中という時期だと思いますが、そんな時期だからこそ、大学卒業後の進路について、本格的に考え始める現役学生の方が多いのでしょうかね、、、
就活した方が良いのか?とか、本当に卒業後就職するのが良いのか?、あるいは就職したいのか?などなど、色々と考える時期でもあるのかもしれません。
こんにちは、研修、インターンシップ専門のJ-1ビザコンサルタントのインフィニティウイズ安斎です。
以前にもこのブログで、(現役学生・新卒の方はJ-1ビザが取得できるのか?)というタイトルで、現役学生・新卒の方のJ-1ビザについて書いたことがありました。
現役学生・新卒の方の場合、アルバイトのバイト歴は職歴として考慮されませんので、J-1ビザを取得するためには、大学の専攻との関連性が必要になります、ということは、J-1ビザでインターンシップをするためには、インターンシップする会社での業務(研修)内容や業界が、大学で勉強してきた事と関連していなければいけません。
日本の大学生は、この専攻との関連性という条件を満たすのがなかなか大変で、日本の大学は最近、いろんな学部があり、専攻名を聞いても一体何を勉強する学部なのか?全くわからない専攻がたくさんあります。
大学入学時にあまり将来のキャリアのことを真剣に考えずに専攻を選ぶ方も結構いるので、アメリカの学生のように将来のどのような仕事をしたいとか、今後のキャリアに繋げたいとか、自分の興味がある分野について学びたいというような選び方をしていないと思います。
なので、大学の専攻とは全く異なる分野や会社でインターンシップをしたいという日本の大学生の方が多いのです。
しかし、これはJ-1ビザの申請条件を満たせないので、残念ながら大学の専攻と関連しない分野でインターンシップすることはできません!
そして、日本の現役学生・新卒の方の傾向として、どうやってもインターンシップの会社や分野との関連性を作れない専攻の方々が多いことです。
例をあげると、文学部、英文科、、英米文学科、外国部学科など英語や文学、外国語の学部です。このような専攻の方は、英語や言語、文学に関連づけられる業界や会社というのがないので、J-1ビザの申請条件を満たすことが出来ないことになります。
アメリカでインターンするのだったら、企業でも英語を使うわけだから、英文科や外国語学科とは関連性があるのでは?と思われるのですが、J-1ビザのインターンシップはそもそも英語を学ぶことが目的ではなく、インターンシップを通してアメリカのスキルや知識、ノウハウなどを学ぶことが目的です。
そして、J-1ビザ申請者は、コミュニュケーションが取れるレベルの英語力があることが前提にありますので、英語を学ぶため、英語力の向上のためのインターンシップということではJ-1ビザは取得出来ません。英語を学びたいのであれば、そのためのビザである学生ビザを取得して語学学校に通学してくださいということになります。
海外に行きたい、英語が好き、留学したいという理由から英文科や外国部学科に進学している方が多いと思うので、アメリカでインターンシップをしたいという方も、当然、そのような学科の学生や新卒の方が多いのですが、残念ながらJ-1ビザ取得のハードルは高くなってしまっています。
大学の専攻との関連性が作れない現役学生、新卒の方が、アメリカでインターンシップをすることができるオプションとして、OPT(Optional Practical Training)という制度があります!
OPTは、アメリカの教育機関で9ヶ月以上のアカデミックなコースを修了した学生ビザの留学生には、アメリカで学んだコース専攻と関連のある分野で1年間の就労経験が出来るという学生ビザの制度です。
OPTが取得できるアメリカの教育機関(短大や大学など)に最低9ヶ月通学をしないといけないこと、またその分の学費がかかることになりますので、計画的な留学準備が必要ですが、アメリカで興味があることを新たに学ぶことが出来、しかも英語力の向上もできることは自分自身の経験値として、また今後のキャリアにも大きなメリットです。
J-1ビザの取得が難しい専攻の現役学生や新卒の方は、アメリカでのOPT制度も是非、検討してみてください。
弊社では、J-1ビザだけでなく、アメリカの学生ビザ取得やOPT留学手配にも対応していますので、OPTとJ-1ビザの違いやそのメリット・デメリット、またOPTが取得できるアメリカの教育機関についてなどなど、OPTについても、お気軽にご相談くださいね。
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