つい先週金曜日に、新たに段階的なビジネス再開許可が、レストラン店内での飲食とヘアサロンのビジネスにおりたばかりだったのですが、この週末、そして現在もミネアポリスで起きた警察による黒人男性死亡事件により、全米の主要都市では大きなデモ・暴動が起っています。
週末にもロサンゼルス地区では、ダウンタウン、ビバリーヒルズ、サンタモニカ、ハリウッドなど主要地域で、深夜に暴動が起こり、多くの店舗や車などが破壊され、警察との揉み合いが続いています。
現在、ロサンゼルス市全域で、夜6時から翌朝6時までの外出禁止令(ビバリーヒルズやサンタモニカなど被害が多いエリアは午後4時から翌朝6時まで)が発令されています、ちなみに外出禁止令は英語でCurfewと言います。
弊社オフィスがあるトーランス市では、今夜、市で一番大きなショッピングモールへの襲撃の可能性に備え、National Guard(アメリカ州兵)が動員され、近隣道路を封鎖して防衛準備が昼間から行われており、周辺は物々しい雰囲気が漂っています。
ということで、オフィスにいるのは何かあると危険かもしれないので、昼前にはオフィスから退散し、自宅待機することにしました。
やっとアメリカもコロナ禍からビジネス再開に向けて、動き始めたばかりのときに起ったこの事件、コロナ禍によるストレスやうっぷんが一気に爆発してしまった感じもあります。
各都市の市長がテレビで演説をしていますが、正義を主張ためにデモを行うことは人々の権利であり悪いことではない、しかし、器物を破損・破壊する、物を盗む、人を傷つけるような行為は、デモでもはなく、犯罪であると訴えています。
アメリカは、現在でも人種差別は根強く残っており、アメリカで長く生活している日本人は少なくとも、一度は人種差別的なことを経験している方が多いですし、ここロサンゼルスでも大都市とはいえ、人種差別を感じることもあります。
これからJ-1ビザを利用して、アメリカでインターンシップをしたいと考えている方は、日本ではほとんど経験したことがなく、考える機会もないかもしれませんが、アメリカに来たら人種差別的な経験をされることがあるかもしれません。
日本にいると良い意味でも平和ボケしてしまうほど安全な国なのだと思いますが、もう少し人種差別だけでなく、アメリカや世界で起っていることに意識を向けていただくことが日本人には必要ではないかなと思うこともあります。
特にアメリカに行きたい、生活してみたいと思っている方は、よりアメリカで何が起っているのか?、気にしてみることで日々の意識や考え方がドメスティックな内向的思考からグローバル思考に変わってくるかもしれません。
J-1ビザでアメリカに渡航する準備として、ご自身の意識を変えていくことも大切だなとふと感じてしまったアメリカの出来事でもありました。
現在も、J-1ビザプログラムは、現在も国務省により一時中止の状況で、アメリカ大使館でのビザサービスも引き続き、中止の状況が続いておりますが、アメリカに住みたい、アメリカで働いてみたい、インターンシップがしたいなと思っている方は、お気軽にお問い合わせください。
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